世の中は九分が十分

7年の不妊治療とか、横浜市保活激戦区での保活のこととか、日々の愚痴とか。ジーナ式で育児してるので?今んとこ育児はイージーモードです!?

7年の不妊治療を振り返る④~ストレスと痛み~

こんにちは。giraffeです。7年の不妊治療を経て出産したムスメを、横浜市の保活激戦区で育てながら、ジーナ式にて育児に取り組んでいます。今回は7年間の不妊治療を振り返る4回目です。

 

giraffe2272.hatenablog.com

 

不妊治療には痛いと言われる検査や治療がいくつかあります。通水検査・卵管造影検査・採卵・採血・筋肉注射…治療の前には、検査や治療名+痛い、などでよく検索したものですが、"検索したところで結局痛みの感じ方には個人差があるし、ブログやネット上では検索しても、痛かった、という書き込みの方が多い。それは痛かったひとの方が書くから。"とよく看護師さんに言われたものです。なるほど。たしかに。

かくいう私は、7年間の治療を通して、鈍痛には弱いが、鋭い痛みには強い、という発見をしました。そしてストレスが高い時ほど、過剰に痛みを感じることもわかりました。

 

まず痛かったのは、子宮体癌検査。クリニックに通い始めたばかりの検査期間の頃。通い始めたきっかけのひとつに、姉が子宮体癌で子宮全摘出、というのがあったので、子宮頸がん検査だけではなく、子宮体癌検査もお願いしたのです。子宮内膜を少しとり細胞と組織に異常がないかを調べる病理検査で、先生には不要と言われたのですが、姉の子宮全摘出という案件は、私にはとてもショックが大きく、本当に安心できる結果を求めました。が、結果的には、とんでもない鈍痛で眩暈がし、治療を始めたばかりでまだ絹豆腐のようなメンタルだった私には、衝撃的な痛さだったのです…

次に初めて移植を行った後のhCG注射。前回の記事にも書きましたが、この頃は非常にナーバスで、後ろめたさやなんともいえない恐怖感でいっぱいだったので、ただでさえ痛いhCGの筋肉注射ですが、声も出ず、ただただあまりの痛さにショックを受け、泣きながら家に帰った記憶があります。多分移植9回目の自分が見たら、苦笑いしてよしよしと撫でてあげたくなるくらいのショックの受けようだったかと。書いてて恥ずかしいな…本当に何もかもが初めてのことが続き、多分相当気持ちが疲弊していたんだと思います。その後、数え切れない位hCG注射は打つ訳ですが、後にも先にもショックを受け涙したのはこの時だけです。(痛い注射であることには変わりないんですが)

あとは、貯金額がどんどん減っていく様子に愕然とし、これで一旦最後と決めた3回目の採卵。私の通っているクリニックでは局所麻酔の採卵だったのですが、1回目2回目の採卵では思ったほど痛くなかったはずなのに、何故だか痛みで身体がよじれ、もう嫌だ、もう嫌だ!!これで最後にしてくれ!!と思いながら採卵をしました。この後、治療再開後にも何度も採卵したのですが、一番痛みを感じたのはこの時でした。

 

不妊治療には痛みがつきもの。治療を始めるまでは、それは単に肉体的痛みだと思ってました。けど蓋を開けてみたら、金銭的・精神的痛みが重なった時、何倍にも肉体的痛みは増幅するのだ、ということを目の当たりにしたのです。