世の中は九分が十分

7年の不妊治療とか、横浜市保活激戦区での保活のこととか、日々の愚痴とか。ジーナ式で育児してるので?今んとこ育児はイージーモードです!?

7年の不妊治療を振り返る②~はじめたきっかけと病院選定の決め手~

こんにちは。giraffeです。7年の不妊治療を経て出産したムスメを、横浜市の保活激戦区で育てながら、ジーナ式にて育児に取り組んでいます。今回は7年間の不妊治療を振り返る2回目です。

 

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私たち夫婦も当然のように、結婚して1~2年経ったら赤ちゃんが産まれるんだろうな、ってなんとなく思ってました。なんなんでしょうね、この感覚。それが、気づいたら自分たちより後に結婚した友人や同僚に赤ちゃんが産まれ、周りからも"赤ちゃんはまだ?"と言われ、それでも毎月生理がやってきて…どうしてだろう、なんで赤ちゃんできないんだろう、と段々と不安になって。夫はというと、私が妊娠しないことなんてちっとも気にならず、"不妊治療のクリニックとか行ってみたい"と相談しても、生返事。自分たちに限って不妊な訳ない。どちらにだって原因なんてあるはずない、という根拠のない自信と、別に赤ちゃんいなくたって構わない、という状態で。(ちなみに、赤ちゃんはいなくたって構わない、という気持ちは、夫は不妊治療を終えるまで持ち続けていました。それなのによく、一緒に7年も不妊治療に向き合ってくれたと、ただただ感謝しかありません)そんな夫の態度と、毎月やってくる生理と、そこに追い打ちをかけるように、姉が子宮体癌で子宮を全摘出し、なんとも言えない焦燥感に襲われたのです。なんていうか、親に赤ちゃんを見せられるのは私しかいないという不要な使命感・私も子宮体癌になっちゃうの?という恐怖(ちなみに遺伝はしないそうです)

かくして私は、必死で夫に不妊治療したいことを訴え、やるなら35歳まで(統計的に妊娠率が急激に低下していくため)・人工授精以上は基本的に無し(人の手が加えられるなんて不自然すぎる・そこまでして赤ちゃんいるの?)ということを決め、病院選びに入ったのです。今考えると甘い。35歳まで??人工授精以上は基本的になし??治療を終えて思うのは、タイミングの段階で授かる人は治療をしなくてもいずれ授かっただろうし、人工授精は名称程"人工的"ではないし、心身への負担はかなり少ない。それにそれぞれの治療法での妊娠率は驚くほど低い。(詳細はご自身でググってください)現実はそんなに甘くありませんでした。それでも治療を始める前に、夫とちゃんと気持ちを話し合ったのはとても大切な事だったと思います。この時の話し合いがあったからこそ、その後節目節目できちんと話し合える基盤ができたのではないでしょうか。

 

治療することが決まれば次は病院選びです。まず大まかに選択肢は2つ。全国的に有名なクリニックに通うか、通いやすい近場のクリニックに通うか。私の場合は、後者の通いやすい近場のクリニックから探しました。ゆっても不妊検査をしている段階で授かるんじゃないかなんて思ってたし、万が一長期間通うことになっても無理なく負担なく通える場所や環境であるほうが良いだろうと思ったのです。まさか7年も通院するとは思いませんでしたが。そして何より、全国的に有名なクリニックは、妊娠率は高いがベルトコンベア式の治療である、とか、いつも先生が忙しそうで質問がしづらい、とか、スパルタ(もしくは淡々としすぎていて)でメンタルがやられたとか、そういうマイナスな口コミがひっかかり、豆腐メンタルな私は耐えられないだろうな…と思ったわけです。通いやすくて、良さそうなところ…なかなか難しいですよね。そんな中見つけた口コミが、有名クリニックでメンタルがやられた後このクリニックにたどり着いた・メンタルケアにも力をいれている・院長の人柄が素敵で元気が出る・診察の最後に質問はないかと聞いてくれるetc..そのうえ、職場からも自宅からも行きやすく、診療時間も都合がよさそう。ここだ、と思いました。

 

結局私は最後までこのクリニックにお世話になるのですが、7年かかったけれど続けられたのはこのクリニックだったことが大きいです。有名なクリニックであることや妊娠率で選ぶことも間違ってはいないと思います。人それぞれ、優先するものや選択方法が違って当たり前なので。けれど、私にとっては相性の良いクリニック・信頼できる先生に出会えたことが、持久戦である不妊治療を続けられた要因であることは間違いありません。