世の中は九分が十分

7年の不妊治療とか、横浜市保活激戦区での保活のこととか、日々の愚痴とか。ジーナ式で育児してるので?今んとこ育児はイージーモードです!?

7年の不妊治療を振り返る⑨~7年間の治療で得たもの~

こんにちは。giraffeです。7年の不妊治療を経て出産したムスメを、横浜市の保活激戦区で育てながら、ジーナ式にて育児に取り組んでいます。今回は7年間の不妊治療を振り返る9回目です。

 

giraffe2272.hatenablog.com

 

お金、時間、自尊心、周囲との関係性、仕事のキャリア、信頼、優しい気持ち…不妊治療では、失うものが本当に多かったように思います。けれど振り返ってみるとそれ以上に得たものもありました。

 

それは、夫とならこの先の人生楽しく幸せに生きていけるという自信と確信です。

7年間、ともに不妊治療に向き合い、意見をぶつけ合ってきたことで、夫は誰よりも信用でき、信頼できるひとだと思うようになりました。いつも心を正直に私に向けてくれる。遠慮することもなく、押し付けることもなく、意見を言い合い、互いに理解を深めようとできる。できない約束はしないし、いつだって誠実だった。だから私も、自分の気持ちに正直に、いつでも感情をさらけだすことができました。いつだって、向き合ってくれる、正直な気持ちを聞かせてくれる、夫の前では一番素直でいれる。このひととじゃなかったら、きっと不妊治療は続けられなかったと思うから、結婚して本当によかった。

そして、いつだって味方でいてくれるということ。守ってくれるということ。夫だって、嫌な思いをすることもあったと思う。私がうじうじ悩むのを鬱陶しく思ったこともあると思う。それでもいつだって、悪意の無い言葉や気遣いに私が傷つく瞬間を見逃さなかった。私が息を飲むより早く、話を流したり、怒ってくれたり、釘を刺してくれた。時にはそれが荒っぽくて、息を飲むのを忘れ、ハラハラしたこともあったけれど(笑)普段口に出して愛情表現をするタイプではないから余計、こういう瞬間に、私はこのひとに守られてる、と感じることができました。

それに出逢ってからずっと、夫と過ごす日々は楽しかった。治療はもちろん辛く、大変だったけれど、思い返してもその期間だって楽しい出来事だってたくさんあったのです。ふたりで美味しいものを作ったり、食べたり。くだらないことで笑い、夜中まで”交互に好きな曲をyoutubeでかける"とかやったり。でもお互いにひとりで何かやりたい時にはそれに没頭したり。性格は本当に正反対なのに、なんでこんなに心地いいんだろう、と思います。

 

夫とならこの先の人生楽しく生きていけるという自信と確信は、毎年少しずつ積み重なっていきました。治療の終結に思いを巡らせる時だって、ふたりきりで過ごしていくことへの不安は無かった。このひととなら、これからどんな困難があっても、話し合い、手を取り合い、乗り越えていける。いつだって笑っていられる。私にとって夫と結婚したことは人生において最良の選択だった、ということを実感できた7年間でした。