世の中は九分が十分

7年の不妊治療とか、横浜市保活激戦区での保活のこととか、日々の愚痴とか。ジーナ式で育児してるので?今んとこ育児はイージーモードです!?

7年の不妊治療を振り返る①~7年間どんな風に治療してきたか~

こんにちは。giraffeです。7年の不妊治療を経て出産したムスメを、横浜市の保活激戦区で育てながら、ジーナ式にて育児に取り組んでいます。今回は7年間の不妊治療を振り返ってみようと思います。(今後、ブログ内不妊治療のカテゴリーで週1回くらいのペースで追加していこうと思ってます。)

 

giraffe2272.hatenablog.com

 

タイトル通り、7年の不妊治療を経て、2019年年明け早々に第一子女児を出産しました。採卵10回・移植9回目のことです。本当に、長かったし辛かった。不妊治療は、0か100か。白か黒か。妊娠できたかできなかったか。そういう治療だけども、妊娠判定待ちの時って、どこか期待したり、あたたかな気持ちになって、一時高揚するんですよね。だからこそ気持ちのふり幅もすごく大きくて、大海原を夫とふたりっきりで航海しているようでした。どっちに舵をきるのかも、進むのか戻るのかも、いつもふたりで決めてきたし、気を抜けば不安や絶望の荒波に飲み込まれてしまいそうだった。そんな中で、夫はいつだって頼もしいパートナーであり、私の心の支えでした。でも最初から良き理解者であった訳では決してなく、それは治療の節目や意見が衝突する度に、向き合って腹を割って泣きながら話し合って来たからだと思ってます。

 

治療は、不妊原因を探る検査を一通り行ったものの、特に原因が見つからなかったのでタイミングからはじめ、そのまま2年程タイミングを続けました。後から考えれば、2年もタイミングを続けたことを結構後悔しています。なんでもっと早くステップアップしなかったのかと。けれど当時私たち夫婦は、自分たちがまだ(不妊治療を行ってる年齢としては)若いこと・それに特に原因がない=じゃぁそのうち授かるでしょう・そして夫は、そもそも人工授精以上してまではちょっと…という感じだったので、ダラダラと続けました。そして、あれよあれよと計7年も治療をする訳ですが。

3年目に入り、もっとできることがあるなら積極的にやっていこうとようやく決め、体外受精を前提に人工授精にステップアップ。人工授精1回目→採卵1回目と進みました。がしかし、採卵後3日目の新鮮胚移植当日、受精卵が分割停止をし、移植に進むことさえハードルがあることを痛感したあの時のショックは今でも鮮明に覚えています。その後2回目の採卵→体外受精(新鮮胚)移植1回目と進むものの撃沈。加えて貯金額がどんどん減っていく様子に愕然とし、とりあえず一旦最後と決めた採卵3回目→体外受精(凍結胚)移植2回目を行うも、妊娠判定は陰性でした。

気持ち的に限界だったこと・体調も優れなかったこともあり、また治療を再開したいと思えなければ終わりにするつもりで、ここから半年ほど治療から離れます。

 

ここでお気づきかと思いますが、私の場合、この後もずーっと、毎度毎度採卵する羽目になったんです。というのも、クロミッドをはじめ、投薬に対し思った通りの反応が出ない身体で、薬に対して身体が弱いというか、投薬の意味があんまりないような感じで(うまく伝わりませんね)、移植できる身体の状態を保ちながら卵を育てるには、毎回少量の投薬で1個の卵胞を大事に育て、その1個を空砲でないことを願い採卵するしかなかったんですよね。その1個が無事受精し、胚盤胞まで育つのを待つ5日は、毎回本当に長かったです。メリットと言えば、あんまり投薬ができない分、投薬分の治療費は浮きました。(移植前後のホルモン補充注射とか、激高いですもんね)

1度の治療お休み期間を経て再開した際は、本当に気が済むまでやろうと決めて再開しました。お金が無くなるまで。気持ちが折れるまで。後々本当に医学的に妊娠が難しい年齢になって振り返った時に、やり切った、と思えるまで。で、治療再開後に体調が整った段階で、採卵4回目→体外受精(凍結胚)移植3回目・人工授精を挟んで(たしか採卵しようとしたら排卵した直後で、人工授精に切り替えた)、その後、体調の波に合わせながら数年かけて採卵&凍結胚移植を繰り返し…

そしてようやく採卵10回目→体外受精(凍結胚)移植9回目にて、初めてhCGが反応しました。でもBT12が判定日でhCG56くらいだったかな。その時点での妊娠継続率は50%位だったので、翌週の再判定でようやく陽性反応確定。その後あまり順調でない妊娠期間を経て、ようやく娘が誕生しました。

 

長くなりましたが、今後ブログ内の不妊治療 カテゴリーにてこの7年間の不妊治療を振り返ってみようと思います。治療詳細というよりは、心情的なものを。7年間の自分に、労いをこめて。また今現在も治療と向き合っている方に。これから治療を始めようと思っている方に。どうぞ気長にお付き合いください。